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Channel: 行政書士ふじまるの趣味のページ
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マタンゴ

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 甲子園は遂に群馬の前橋育英と宮崎の延岡学園の決勝戦に!
 延岡市出身で群馬県在住の私は、一体どちらを応援したら良いのでしょうか?
 
 秋田書店の景品水増し問題。
 「冒険王」の会社だろう? 「少年チャンピオン」の会社だろう? 老舗のプライドはねえのかよ? せこすぎるぜ、まったく。
 
 というところで、もうお盆は過ぎてしまいましたが、真夏の(懐かしい)ホラー特集第7弾。
 これまでに取り上げた作品以外に、私の記憶に残っている思い出のホラー作品を、最後にまとめてドドっとご紹介しちゃいますね。今回はその《国内作品篇》です。
 
 
 「妖怪人間ベム」
 
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 闇に隠れて生きる。俺たちゃ妖怪人間なのさ♪
 
 去年、亀ちゃん、杏ちゃん、福くん主演でテレビドラマ化され、すっかりお馴染みになった、1968年放送の恐怖アニメ。子供の頃はマジに怖かったです。
 このアニメって、著名なマンガ家の原作作品ではないし、物語の舞台は外国だし、どこから現れたのか分からない、突然ふってわいたような、正体不明のアニメという印象がありまして、そこがまた不気味さを強めておりましたね。
 
 そもそも妖怪人間なるものが、私にはよく理解できません。
 タイトル前の映像と城達也氏のステキな声によるナレーションで判断する限りでは、彼らはiPS細胞実験みたいなもので造られた人造人間らしいのですけど、完全な人間になるのを失敗した。でも、それなら「半人間」もしくは「失敗人間」なんじゃないの? それがなぜ「妖怪人間」と自称しなければならないのよ?
 また、彼らはさかんに「早く人間になりたい!」と訴えるけど、妖怪人間の方が様々な超能力が使える分、進んでいるんじゃないの? 進化しているんじゃないの? それなのに、なぜ今さら遅れた人間に戻りたがるのよ?
 
 ・・・と、このように「妖怪人間ベム」は、私には不可解な事ばかりでした。
 ちなみに、テレビドラマでは杏ちゃんがベラを演じていましたけど、いちどバラエティ番組に登場したデヴィ夫人のベラ、これが最強でしたね。私の中では、ベラはデヴィ夫人で決まりでっす!
 
 
 「妖怪大戦争」
 
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 水木しげる先生が火をつけた妖怪ブーム。その波に乗っかって、大映が妖怪映画を作りました。それが1968年公開の「妖怪百物語」。私の大好きな50円のプラモデルにも「妖怪シリーズ」が加わり、唐傘お化けやろくろ首のプラモを作ったのを、よく憶えています。
 
 その続編が、この「妖怪大戦争」(1968)です。日本を侵略しにやって来たバビロニアの妖怪・ダイモンを、日本の妖怪たちが迎え撃つというお話です(日本の妖怪、勇ましい!)。
 
 ダイモンを演じたのは「大魔神シリーズ」の橋本力さん。大魔神もそうでしたけど、目力がすごいですよね、彼は。
 
 ヒロインは川崎あかねさん。セクシー女優として映画「金環食」(1975)などで活躍した川崎さんが、ウブなお姫さまを演じます。
 後年の川崎さんを知る現在の私には、「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」(1968)の渥美マリさん同様に、違和感アリアリなのですけど、もちろん当時はそんな事はまったく感じませんでした。
 
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 本作は2005年にリメイクされましたね。私は観ておりませんけど。
 
 
 「恐怖新聞」
 
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 映画「エクソシスト」(1973)に始まるオカルトブーム。そのブームにうまく乗っかる形で、つのだじろう先生のマンガ「恐怖新聞」や「うしろの百太郎」が、私が中学生のころ大ヒットしました。
 
 つのださん(実弟はメリー・ジェーンのつのだ・ひろ氏)は、もともと「花のピュンピュン丸」などのギャグ漫画家だったのに、それがいつの間にか梶原一騎と組んだ「空手バカ一代」でスポ根マンガ家に変わり、そして本作でオカルト漫画家ですもの。変わり身の早い方です。
 
 ホラー漫画家の楳図かずお先生が「まことちゃん」等のギャグ漫画を描くとすごく可笑しかったのと正反対に、ギャグ漫画家のつのだ先生がホラー漫画を描くと、ものすごく恐ろしかったです。何でしょうね、この関係性は?
 
 
 「怪奇大作戦」
 
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 円谷プロが「ウルトラセブン」の後番組として製作した、SRI(科学捜査研究所)が科学の力で摩訶不思議な怪事件を解決するというお話。
 今でも人気が高く、何度もリメイクされています。「壁ぬけ男」なんか懐かしいなぁ。
 
 このドラマの最後には毎回、今回の撮影、たとえば「壁ぬけ男」なら、「男が床の中に消えてゆくシーンはどうやって撮影したのでしょう?」というクイズが出題されていました。 
 
 作詞・金城哲夫、作曲・山本直純、唄・サニー・トーンズによる主題歌は、今でも私がよく口ずさむ名曲です。
 
   闇を引き裂く怪しい悲鳴
   誰だ? 誰だ? 誰だ?
   悪魔が今夜も騒ぐのか?
 
 主演は勝呂誉さんと岸田森さん。
 岸田さん、好きだったなぁ。いい役者さんでしたよね。「帰ってきたウルトラマン」や「傷だらけの天使」。早世されたのが、誠に残念です。
 
 また、このドラマに登場したSRIの専用車「トータス号」も好きでした。ウルトラ警備隊の「ポインター」もカッコ良かったけど、この「トータス号」も、小っちゃくて、可愛くて、ステキでしたね。
 
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 「マタンゴ」
 
 《国内作品篇》のラストは、やはりこの作品でしょうね。1963年公開の映画「マタンゴ」。小学生の頃、テレビで観て、とっても怖い思いをいたしました。
 
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 ヨットが漂流して無人島に流れついた男女数人。食料が尽きた彼らが島に生えている謎のキノコ《マタンゴ》を食べたところ、何と不気味なキノコ人間に変わる。そして正常な人間を自分たちの仲間にしようと襲いかかってくる・・・というお話です。
 
 本作の最大の魅力は、主演の水野久美さん。
 以前ご紹介した「妖星ゴラス」(1962)にも出演した水野さんは、東宝特撮映画のミューズとして、われわれ特撮少年たちの永遠の憧れとなっております。
 
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 上の写真は「怪獣大戦争」(1965)の時のものですけど、いやー、色っぽくて、お美しい。
 
 本作でも、半分キノコ人間になりながら、美味しそうに《マタンゴ》をほおばる水野さんの笑顔が、強烈に目に焼きついています。
 セクシーですう・・・ハァ、ハァ・・・(わたしゃこんなんばっかりw)・・・
 
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 《外国作品篇》に続きます。

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