前回の続きです。
当ブログの「ユーチューブでよく聴く曲」シリーズは、これまで「アーティスト篇」、「アイドル篇」、「実力派篇」、「洋楽篇」、「夏うた篇」、「演歌篇」、「カオス篇」、「カオス篇その2」、「カオス篇その3」、「洋楽篇2」、そして前回の「究極篇その1」と、たくさんの名曲をご紹介してまいりました。
前回、照れ隠しで《残り物》と表現いたしましたけど、実は3年前に当ブログを始めた時から一番ご紹介したかった曲は、単独で記事にいたしました門あさ美さんや前野曜子さんやカーペンターズ等の曲を除けば、前回ご紹介した小坂明子さんの「もう一度」や今回ご紹介する尾崎亜美さん、太田裕美さんらの曲なのです。彼女たちの曲が、私は最も好きなのです。
ですから、本来でしたら真っ先にご紹介すべきだったのですけど、美味しいものは後まわしにする私の悪いクセで、3年たってやっとご紹介できる事になりました。そう考えると感慨深いものがありますね。あれからもう3年か・・・ハァ(ため息)・・・
ということで今回も張り切ってまいりましょう。レッツ、ミュージック(苦笑)!
☆ MajiでKoiする5秒前
言わずと知れた広末涼子さんのデビュー曲ですね。
恋が始まる予感
あなたも感じるでしょう
MajiでKaiたラブレター
渡すその5秒前
広末涼子さんは、10代でデビューした頃から母親になった現在まで、ずっと輝きを失わないところが素晴らしいですよね。やはり根っからの女優さんなのでしょうね、彼女は。
で、この曲は広末さんが歌うバージョンも可愛くてハツラツとしていて良いのですけど、ワタクシといたしましては作詞作曲をした竹内まりやさん御本人が歌ったバージョンの方が好きです。母性的とすら言える優しいまりやさんの歌声が聴いていて心地よくて。とても癒されて。
当ブログの記事「懐かしいポップ・ミュージック」に書きました通り、資生堂のCMソング「不思議なピーチパイ」で一躍メジャーとなった竹内まりやさんですが、デビュー当初はアイドル的な扱いをされておりました。
しかしながら、すぐにアーティストとしての実力を発揮するようになったまりやさんは、「駅」を初めとする情感あふれる名曲を数多く発表していらっしゃいます。
キムタクがナレーションを入れた「今夜はHearty Party」も好きだなぁ。
わたしの良さが分からない
何て不幸な奴だろう
ひとりきりの夜は長くて
ツ、ツ、ツ、テレフォン
ホント、素敵な女性ですよね、竹内まりやさんは。
☆ 会いたい
沢田知可子さんが歌った「会いたい」(作詞・沢ちひろ、作曲・財津和夫)は、カラオケの定番となっている名曲ですよね。
私の女性の友人たちは、よくこの曲を熱唱しております(笑)。
今年も海へ行くって
いっぱい映画も観るって
約束したじゃない
あなた約束したじゃない
会いたい・・・
☆ カブトムシ
aikoさんの「カブトムシ」も、カラオケで女性に人気がありますよね。素敵な名曲です。
少し背の高いあなたの耳に寄せたおでこ
甘い匂いに誘われたあたしはカブトムシ
流れ星ながれる
苦し嬉し胸の痛み
生涯忘れることはないでしょう
☆ Get Along Together
山根康弘さんの「Get Along Together」は、私のカラオケの十八番ですね(苦笑)。
もう二度と離さない君の瞳
僕は君をずっと守ってゆく
同じ時間の中 同じ道を歩き
想い出 刻み込んで
☆ 忘れない日々
MISIAさんの歌声が、私は大好きです。
彼女の声はストラディバリウスの音色。素晴らしすぎます。
「Everything」や「逢いたくていま」も良いのですけど、私がいちばん好きなMISIAの曲は「忘れない日々」(作詞・MISIA、作曲・松本俊明)です。
忘れないで
二人が見つけた日々を
きっと他の誰かじゃ
出会えなかった日々
☆ 未来予想図Ⅱ
歌が上手いといえばドリカム(DREAMS COME TRUE)を外せませんよね。
吉田美和さん作詞作曲のこの曲は、私がここでわざわざご紹介する必要も無いくらい有名で、みんなから愛されている名曲です。
きっと何年たっても
こうして変わらぬ気持ちで
過ごしてゆけるのね
あなたとだから
ずっと心に描く未来予想図は
ほら 思った通りに叶えられてく
☆ オリビアを聴きながら
私は尾崎亜美さんの曲が大好きです。
私が亜美さんの存在を知ったのは、1977年、資生堂のCMソング「マイ・ピュア・レディ」によってでした。それまでに無い新しい感性を提示してくれたオシャレなこの曲に、私は一発で魅了されました。
たった今 気づいたの
今日のあなたに似合ってる
いつもとおんなじ口笛
あ 気持ちが動いてる
たった今 恋をしそう
当時のレコードジャケットの写真を拝見いたしますと、亜美さん、何だかやさぐれておりますね(笑)。
ちなみに「マイ・ピュア・レディ」のCMに出演していたのが、当ブログの記事「私の大好きなアイドルその2」で一度ご紹介した小林麻美さんです。
小林麻美さんは、アイドル歌手でデビューするものの今いちパッとせず、しばらくお姿を見ないなと思っておりましたところ、突然この「マイ・ピュア・レディ」のCMで復活したのでした。
髪をショートにしたせいもあって、しばらくぶりに見る麻美さんは存在がとても新鮮で、その色香に私ら男子一同はたちまちハートを鷲掴みにされたのでした。
そして、このCM以降、麻美さんは都会的でアンニュイな大人の女のシンボル的な存在となり、歌に、映画に、CMに、大活躍することになります。
松田優作主演の「野獣死すべし」(1980)に出演なさいましたね。
麻美さんの出演を、優作は熱望したとか。当時、日本で最も垢抜けた女性でしたからね、麻美さんは。
「真夜中の招待状」(1981)という麻美さん主演のサスペンス映画も作られました。
前にもいちど申しましたけど、「銀河鉄道999」を実写化するとしたら、メーテル役は麻美さん以外には考えられません。
CMにもたくさん出演なさいましたね。
見れば見るほどいい女です。
かって日本には、小林麻美さんが日本一いい女であった時期が存在したのです、確かに。
大好きです、麻美さん!
・・・えー、話を尾崎亜美さんに戻しまして・・・亜美さんは自分で歌うというより、他の歌手に楽曲を提供して活躍なさいました。
数多くの歌手が亜美さんの曲を歌っておりますけど、その中から特に私のお気に入りの作品をいくつかご紹介いたしますね。
まずは松田聖子さんが歌った「天使のウィンク」。
ファンタジーな歌詞が素敵でした。
音符のようにすれ違ってくのよ
迷子になった彼の心の中
助けてエンジェル
林檎を齧ったら
こんな苦しい気持ちになるの
次に高橋真梨子さんが歌った「あなたの空を翔びたい」(作詞・尾崎亜美、藤村渉)。
アダルトな雰囲気がたまらない名曲ですよね。
Kiss again 甘えていたつもり
だからあなたに背を向けたの
まさか追いかけて来ないなんて
思わずにいたから
南沙織さんが歌った「春の予感~I`ve been mellow」も大好きです。
亜美さんの書く歌詞が本当に素晴らしい。
皮肉なジョーク追いかけるのは
もうおしまいにしましょう
頬づえつく二人のドラマ ワインに揺られて
春の予感 そんな気分
時を止めてしまえば
春に誘われたわけじゃない
だけど気づいて I`ve been mellow
そして、亜美さんが作った曲の中で、私が最も好きなのが、杏里さんが歌った「オリビアを聴きながら」です。
これまた言わずと知れた名曲ですよね。
夜更けの電話 あなたでしょう
話す事など何も無い
Making good thing better
愛は消えたのよ
二度とかけてこないで
疲れ果てたあなた
私の幻を愛したの
これらの曲すべてを亜美さんがセルフカバーしております。そして、亜美さんが歌ったバージョンの方が、オリジナルより素晴らしいのです。
亜美さんの、ハスキーだけど、囁くような、優しく包み込むようなボーカルが、私の心を捉えて離しません。
偉大なミュージシャンです、尾崎亜美。
☆ 君と歩いた青春
太田裕美さんは、デビュー当初、アイドル歌手とみなされておりました。ご自身がスクールメイツご出身ですし、何といっても可愛かったですからね。それも当然ですよね。
しかし、ピアノを演奏しながら歌う裕美さんには単なるアイドル歌手とは異なる雰囲気があり、デビュー曲の「雨だれ」(作詞・松本隆、作曲・筒見京平)からすでにアーティストのオーラを放っておりました。
ひとり雨だれは淋しすぎて
あなた呼び出したりしてみたの
二人に傘がひとつ
冬の街をはしゃぐ風のように
そして、「木綿のハンカチーフ」(作詞・松本隆、作曲・筒見京平)の大ヒットの後は完全に、中身の無いただのアイドル歌手ではなく、キャンディーズと同じようなアーティスト性を持った特別な存在と目されるようになります。
いいえ あなた わたしは欲しい物は無いのよ
ただ都会の絵具に染まらないで帰って
染まらないで帰って
「九月の雨」(作詞・松本隆、作曲・筒見京平)も大好きです。情熱的な名曲ですよね。
愛はこんなに辛いものなら
わたし一人で生きてゆけない
September rain 九月の雨は冷たくて
「しあわせ未満」(作詞・松本隆、作曲・筒見京平)の歌詞に、私はグッと来ました。
二十歳(はたち)前 僕に逢わなきゃ
君だって違った人生
白い夏 裸足の君に
声かけて名前聞かなきゃ良かったよ
ついている奴 いない奴
男はいつも二通り
このように裕美さんの曲には、青春時代の苦い想いを歌ったものが多かったのです。ですから、裕美さんは一部のフォーク歌手と同じように、若者の心情の代弁者となりました。
育ちの良い、品行方正な美しいお嬢さんが、ピアノを弾きながら、ちょっと舌ったらずな口調で、青春の歌をうたう・・・そういう裕美さんのイメージに私たちは惹きつけられ、夢中になったのです。
そんな裕美さんの代表曲が、「風」の伊勢正三さんが作詞作曲した「君と歩いた青春」です。
伊勢さんが歌ったバージョンも存在しますけど、裕美さんの歌ったものの方が断然良いです。優しく温もりのある裕美さんの歌声が、この素晴らしい曲を、より素晴らしいものに変えています。
これぞ青春ソングの決定版です。心に滲みます。
君がどうしても帰ると言うのなら
もう止めはすないけど
心残りさ少し 幸せに出来なかった事
くにへ帰ったら あいつらに会うといい
よろしく伝えてくれ
きっとまた昔のように みんなで楽しくやれるさ
みんないい奴ばかりさ
僕とは違うさ
そしてあの頃と同じように
みんなで釣りへでも行きなよ
太田裕美さんが歌った素晴らしい曲の数々。
ご存知ない方は、ぜひ聴いてみてくださいね。裕美さんの歌声に癒されますよ。