大好評だったNHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」が遂に、今日、最終回を迎えましたね。面白いドラマでしたので何となく名残惜しいです。
このドラマの主人公・村岡花子のお孫さんが書いた本「アンのゆりかご-村岡花子の生涯」を読みますと、「赤毛のアン」の出版に尽力し、本のタイトルを「赤毛のアン」にしようと提案した若い編集者は、出版社倒産後、北海道北見北斗高校の社会科教師になったと書いてありましたけど、あら、北見北斗っておいらの母校じゃん!
急に親しみがわいてきましたw
ドカベン香川さんがお亡くなりになりました。私が北見北斗高校に通っていた頃から活躍されていた方ですので残念です。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
デブといえば(別に香川さんがデブだったと言っているわけじゃないんですよ。デブでしたけど。あはは・・・)、大相撲、逸ノ城の勢いが止まりませんね。
これから10年くらいは逸ノ城の時代が続くんでしょうね。それにしても遠藤は何やってんだ、コラ。
また性懲りも無くアダルトサイトを覗いておりましたところ(汗)、料金請求の画面が消えなくなってしまいました。以前はシステムの復元をすることで消えたのですけど、今回のものはシステムを復元しても消えません。恥を忍んでいつも修理を頼むパソコン会社に電話いたしましたら
「料金は8,000円から10,000円です」
8,000円だぁ? そんなら自分で直すわい!
ということで、ネットで情報を集め、請求画面消しに挑戦じゃい!
まずはタスクマネージャー内のmshta.exeを終了させ、タスクスケジューラー内に書き込まれていたRedWriteとSystemBootを削除します。
これでいったん請求画面は消えるのですけど、パソコンを起動すると再び画面が復活する仕掛けがしてありますので、そいつも削除しなければなりません。
レジストリ(regedit)を開き、その中のHKEY_CURRENT_USERを開いて、Software→Microsoft→Windows→CurrentVersionへと遡り、ようやく辿り着いたRunとRunOnceに書き込まれているmshtaのタグを削除して終了。ふぅ、疲れた。
たいへんですけど、パソコンの勉強になりますので、皆さんもアダルトサイトを見ましょうね(笑)。
あ、念のために言っておきますけど、変な請求画面が出ても、お金を払う必要は一切ありませんからね。こういうのをワンクリック詐欺と呼びます。完全無視してくださいね。
このところ従軍慰安婦に関する記事の件などで朝日新聞がさんざん叩かれていますけど(当然だわな)、朝日と一緒になってありもしない従軍慰安婦問題を煽り、日本の国益を大いに害した非国民が、ジャーナリストの本多勝一です。私が中校生から(北見北斗)高校生の頃は「貧困なる精神」等の著書で大活躍していました。
その本多勝一について、彼が人気絶頂だった1970年代半ばに、我らが今東光和尚が、歴史的名著「続・極道辻説法」の中で、こう述べています。
・・・本多勝一というのは朝日の、あのつまらねえ野郎じゃねえか? 朝日新聞かなんか大新聞を楯にとって、遠吠えしてるだけでよ。こんなやつ、新聞社から放り出されたら、何も読んだり書いたりできやしねえさ。一匹狼にもなれねえ哀れな男で、朝日というバックがあればこそ一人前の顔していられるわけだ・・・
さすが今東光和尚。本多勝一の本質を的確に見抜いていらっしゃいました。
さて、前フリはこれくらいにして、前回の記事の最後にボードビリアンの一家を描いたミュージカル映画「ショウほど素敵な商売はない」(1954)のお話をさせていただきましたけど、この映画のようにボードビリアンの家庭に生まれ、長じると兄弟で各地を回って喜劇の舞台に立っていたのが、今回ご紹介するマルクス兄弟(マルクス・ブラザースと表記されることもある)です。
ちなみに「資本論」を書いたカール・マルクスと彼らは何の関係もありませんからね。
舞台で人気を博したマルクス兄弟は活躍の場を映画に移し、映画の世界でも人気者になります。
そうそう、マルクス兄弟は「ラブ・ハッピー」(1949)という映画(私は未見ですけど)で、駆け出し女優時代のマリリン・モンローとも共演しています。
マルクス兄弟は、元々は5人兄弟だったらしいのですけど、4男のガンモは映画には出演せず、5男のゼッポも「我輩はカモである」(1933)以降メンバーから外れましたので、一般的にはこの3人。
向かって左からグルーチョ、チコ、ハーポ、です。
まずは墨で描かれた太い髭と眉毛が特徴的なグルーチョ。わけの分からない詭弁をしゃべりまくるマシンガントークと腰をかがめたアヒルみたいな歩き方がトレードマークです。また、ダンスを得意としています。
グルーチョのパートナー役でよく登場するのが、マーガレット・デュモンという女優さん。彼女が演じる大柄なお金持ちの未亡人と小柄なグルーチョの組合せが、何とも言えぬ可笑しみを誘います。
一見するとグルーチョが長男っぽいですが、実は3男でして、長男がチコで次男がハーポ。
医者や政治家などのインテリを演じるグルーチョに、怪しげなチコとハーポがからんでくるというのが、毎度のパターンです。
チコは、山小屋の管理人みたいな恰好をした、いかにも世間の荒波に揉まれてきたような、貧相な顔の男ですけど、劇中では必ず顔に似合わぬ見事なピアノ演奏を披露してくれます。
指を踊らせながら演奏するチコのピアノ。うっとりします。
チコとは正反対にファンタジーな風貌のハーポ。唖の設定で口笛やラッパで返事をします。また、ドラえもんのようにポケットから何でも出て来ます。可愛くて、悪戯好きで、マルクス兄弟のマスコット的存在です。日本のお笑い芸人でいえばネプチューンの堀内健さんみたいなタイプでしょうか?
ハーポはハープの演奏を見せてくれます。これまたうっとりする腕前です。
1973年ころ「ビバ!チャップリン」と題して、チャップリンの映画が大々的にリバイバル上映されました。中学生だった私は、そのとき初めてチャップリンの映画を観ました。
同じように、1984年、「マルクスブラザース・フェステイバル」と題して、マルクス兄弟の「マルクス兄弟・オペラは踊る」(1935)や「マルクス一番乗り」(1937)等が、リバイバル上映されました。
私が初めてマルクス兄弟の映画を観たのが、この時です。新宿の映画館で観たのですけど、観終わった後、劇場内は拍手喝采でしたね。あまりにも楽しくて。
ミュージカル仕掛けで、歌あり、踊りあり、笑いあり、のマルクス兄弟の映画は、観る者を幸せな気持ちにさせてくれる宝物です。
同じ喜劇でも、チャップリンの映画は名人芸の喜劇、日本で言えば藤山寛美さんの松竹新喜劇の舞台みたいなイメージです。
それに対して、マルクス兄弟の喜劇は、チャップリンみたいに高級じゃない、もっと単純なドタバタであり、日本で言えば吉本新喜劇やザ・ドリフターズの「8時だよ! 全員集合」みたいなイメージです。
実際、マルクス兄弟の映画を初めて観た時、私はドリフみたいだと思いましたもの。
ドリフのメンバーはマルクス兄弟の映画に影響を受けたのでしょうね。髭ダンスの恰好なんかグルーチョそのものですものね。
ところで、話が少し逸れるのですけど、ユーチューブでたまたま観たナイツの漫才「言ってはいけないこと」は面白かったなぁ。
皆さんもぜひご覧になってみてください。大爆笑まちがいなしですよ。
・・・えー、話を戻しまして、私が実際に観たマルクス兄弟の映画は、「我輩はカモである」と「マルクス兄弟・オペラは踊る」と「マルクス一番乗り」の3本です。
この中からマルクス兄弟の傑作ギャグをご紹介いたしますね。
まずは「我輩はカモである」。
鏡のギャグがとても有名です。機密書類を盗み出すため首相であるグルーチョの邸宅に忍び込んだチコとハーポ。逃げる途中にハーポは部屋の大鏡を割ってしまう。仕方なくハーポは鏡に映るグルーチョを演じるハメに・・・
次は「マルクス兄弟・オペラは踊る」(下のDVDは何故かタイトルが原題の直訳「オペラの夜」になっておりますけど)。
ニューヨークへの船旅。グルーチョにあてがわれた部屋は極小。その狭い部屋へ密行者のチコとハーポと若いオペラ歌手。おまけに次々と人が入ってきて大混乱に・・・
最後は「マルクス一番乗り」。
私はこの作品がいちばん気に入っています。水辺でのバレー・ダンスのシーンがお見事ですし、ラスト近くの黒人たちによるダンスも素晴らしいの一言。傑作です。
馬券売り場でアイスクリーム売りに扮しカモを探すチコ。グルーチョがそのカモに。「トッティー、フルーティー、アーイスクリーム!」というチコの呼び声が何とも可笑し。
ちなみに、「マルクス一番乗り」でヒロインを演じたモーリン・オサリヴァンは、ターザン映画のジェーン役で有名です。
そして、彼女の娘が当ブログの記事「カリガリ博士」の中でご紹介した「ローズマリーの赤ちゃん」(1967)で主演したミア・ファローです。
作家の筒井康隆氏が「私が影響を受けたのはフロイトとマルクスだ」と言ったのは有名です。ここで言うフロイトは精神分析学の祖ジークムント・フロイトですけど、マルクスというのは「資本論」のマルクスではなく、こちらのマルクス兄弟のことなのです。
楽しい映画ですよ。ぜひご覧になってみてくださいね。