御嶽山の噴火により多くの方がお亡くなりになりました。
秋の行楽シーズンの最中、晴れ渡った青空の下、山の紅葉を楽しもうと思って頂上付近にいた人たちは、たまりませんよね、とつぜん噴火されちゃ。今回は水蒸気爆発による噴火でしたけど、これがもし溶岩を伴う噴火でしたら、もっと甚大な被害が生じていたことでしょう。恐ろしいことです。
警戒レベルを上げておくべきだったと気象庁が非難されていますけど、難しいですよね、こういう判断は。特に今の季節は地元にとって一番の稼ぎ時でしたからね。観光客のいない真冬とかだったら、警戒レベルがすんなり上がったのでしょうけど・・・お亡くなりになった方にはお気の毒でしたとしか言いようがありません。自然の驚異には敵いません。
お亡くなりになったと言えば、社民党党首だった土井たか子さんがお亡くなりになりました。土井さんの死を受けて作家の百田尚樹氏が「彼女は北朝鮮による拉致を否定したばかりか、拉致被害者家族の情報を北朝鮮に流した疑いのある売国奴」とツィッターしたところ、たくさんの人から「死んだ人に何てこと言うんだ」と批判されたそうです。
日本人である我々が、《死者に鞭打つ行為》を嫌う心情はよく理解できるのですけど、しかしながら拉致被害者の事を考えたら、これくらい言われてもしょうがないんじゃないの、土井さんは。旧社会党の連中は、共産主義者たちとグルになって、日本を貶めることばかりしてきましたからね、今まで。
私のブログで何度か言及した《エロの無法地帯》FC2ライブアダルト配信ですけど、遂にFC2に捜査の手が入るというニュースが流れた途端、さっと潮が引くように皆いなくなりましたね、今まで配信していたレギュラー連中が。しばらくは息を潜めておとなしくしているんでしょうね、奴らは。あはは。
という感じで暗いニュースが多い昨今ですが、いつまでも暗い気持ちでいてもしょうがありませんので、ここらへんで楽しいお話を、少し・・・
前回、ユーチューブにアップされているナイツの漫才「言ってはいけないこと」が面白いと書きましたけど、他にも面白い作品がたくさんアップされているんですよ(いつまでアップされているか保証は出来ませんけど)。その中から特に私が気に入っている作品を、いくつかご紹介しちゃいますね。
まずは横山やすしと西川きよしの漫才「大砲」。
さすがはやすきよ。うまいです。名人芸。横山のやっさんがとにかく可笑し。
次にコント集団「ザ・ニュースペーパー」の松下アキラ扮する小泉総理による《さよなら原発講演》。これも非常にうまいです。真理をついた笑いが、お見事!
ザ・ドリフターズの《サウナでヤクザに遭遇》というコントも大好きです。カトちゃんの表情が可笑しくて。
それから、柳沢慎吾さんの、むかし時代劇で若山富三郎さんと共演した時のエピソード。何度観ても笑えます。数ある慎吾話の最高傑作ですね、これは。
若山富三郎さん関連では、安岡力也さんをはめた昔懐かしいドッキリ番組が、最近アップされました。若山さんと清川虹子さんの(ウソの)結婚式に招待された力也。会費はひとり1万円と聞いていたところ、他の出席者たちが軒並み100万円やら50万円という大金を持ってきたものだから、さぁ大変。焦る力也は・・・という内容です。これまた笑えますよ。若山先生の演技が上手い! ぜひご覧になってみてください。
さて、前フリはこれくらいにして、本題に入らさせていただきますね。と言っても、やはりお笑い系の話ですけど。
前回「マルクス兄弟」のお話をいたしましたが、新しいマルクス兄弟と呼びうるのが、アメリカの人気テレビ番組「サタデー・ナイト・ライブ」から生まれたジョン・ベルーシとダン・エイクロイドによるブルース・ブラザースです(ちなみに彼らに憧れた日本のユニットがバブルガム・ブラザースです)。
今回は彼ら主演の映画「ブルース・ブラザース」(1980)をご紹介いたします。
監督は「狼男アメリカン」(1981)やマイケル・ジャクソンのプロモーションビデオ「スリラー」で有名なジョン・ランディスです。
刑務所を出所したブルース・ブラザースの兄ジェイク(ジョン・ベルーシ)が弟のエルウッド(ダン・エイクロイド)と共に、経営難に陥った孤児院を救うため、バンドを作ってお金儲けをしようとするお話です。
その間に、歌あり、踊りあり、派手なカーアクションありで私たちを楽しませてくれるのですけど、いちばん楽しいのが多彩な大物ゲスト出演者の面々です。
まずは、ジェイクに神の啓示をもたらすファンキーな牧師役に、《ソウルの帝王》《ミスター・ダイナマイト》ジェームス・ブラウン。
ジェームス・ブラウンは「ロッキー4/炎の友情」(1985)でのステージも忘れられませんね。
孤児院の管理をする老人役が《ジャズシンガー界の大御所》キャブ・キャロウェイ。舞台上で往年の大ヒットナンバー「Minnie the Moocher」を歌ってくれます。
観客と一体となって合唱する
ハリハリハリハイ
オリオリオリオー
ヒリヒリヒリヒー
ハリハリハリホー
が最高に盛り上がります。
大衆食堂のおかみさん役が、《ソウルの女王》《ローリングストーンズ誌が選ぶ偉大なシンガーベスト100第1位》アレサ・フランクリン。
彼女が食堂でパワフルに熱唱する「Think」は、最近もどこかのCMで使われていました。
楽器店の店主役が《R&Bの神様》レイ・チャールズです。レイがピアノを弾きながら「シェゲナ・ベイビー(shake it up baby)」と歌ってくれます。
この他にジェイクをつけ狙う謎の女役が、「スター・ウォーズ」(1977)のレイア姫ことキャリー・フィッシャー。
「未知との遭遇」(1977)のスティーヴン・スピルバーグ監督もちょい役で出演しています。
そして主演の二人・・・ジョン・ベルーシの方は「サタデー・ナイト・ライブ」でサムライ食堂のコントをやっていましたね。
太っちょ体型ながら踊らせればスピーディで軽やかなステップを踏み、サム・ハン・キンポーみたいにバク転も自由自在。歌もお上手。なかなか芸達者な人です。
しかしながら、ベルーシはヤクの大量摂取が原因で、1982年に急死してしまいます。
ダン・エイクロイド・・・この人はなかなかの才人でして、歌もダンスも芝居もOKな上に、脚本も書きます。「ブルース・ブラザース」も彼が脚本を書いています。
また、彼は歴史的な音楽イベント「USA for AFRICA」に参加して「We Are The World」を歌いました。いちばん後ろの列に眼鏡をかけた姿で立っています。
この後、ダン・エイクロイドは、自身が脚本を書いた「ゴースト・バスターズ」(1984)に出演します。ベルーシが生きていればビル・マーレイが演じた役をやるはずでした。
エイクロイドがゴーストの出現に驚いた顔・・・いい表情していますw
ダン・エイクロイドの出演作で、私なんぞが印象深いのは、「花嫁はエイリアン」(1988)です。
エイリアンの花嫁を演じたキム・ベイシンガーが、とにかくきれいで色っぽくて・・・
た、たまりませんですよね、この乳首ポッツンが・・・ハァ、ハァ・・・
キム・ベイシンガーはテレビドラマ「チャールズ・エンジェル」第1シーズンの「潜入! 戦慄の女囚刑務所」という回にゲスト出演していました。
この時も、ファラ・フォーセットのお家芸である乳首ポッツンを披露しておりましたから、スタッフはキムをファラの後継者に予定していたのでしょうか?
キムのチャールズ・エンジェル・・・これも観てみたかった・・・
ついでにもう一枚、映画「ネバーセイ、ネバーアゲイン」(1983)から、キムのサービスショットを・・・ごっくんですう・・・
「花嫁はエイリアン」でダン・エイクロイドの娘を演じたのが、アリソン・ハニガンちゃん。
可愛らしい美少女だなぁと思っておりましたけど、大人になったら、そこいらにいる平凡な娘になってしまいましたね。ガッカリ。
話を「ブルース・ブラザース」に戻しまして・・・本作は、本当に現代版マルクス兄弟映画と呼べる、実に楽しい映画です。
オーティス・レディングの「I Can`t Turn You Loose」のご機嫌なイントロに合わせて登場し、ソロモン・バークの「Everybody Needs Somebody to Love」やサム&デイヴの「Soul Man」など、二人が歌う往年の名曲の数々・・・しびれます・・・
おススメです。
ぜひご覧になってみてください。
あ、そうそう、1998年に続編「ブルース・ブラザース2000」が公開されましたけど、私は観ておりませんし、観る気もしませんです。あはは。