昨日(3月31日)で32年間つづいたフジテレビ「笑っていいとも」が遂に最終回を迎え、今日からはもう4月です。
本日から消費税率が8%となりました。あまり意識が無いかもしれませんけど、郵便料金も消費税増税と共に普通ハガキと封書に必要な料金がそれぞれ52円と82円に上がりましたので、ご注意くださいね。
色々と出費は増えますけど、もうすぐ関東地方も桜が満開になることですし、陽気な春にふさわしく、今回から3回に渡って、久しぶりにエロい話題を取り上げたいと思います。
「また、ふじまるちゃんの困った病気が始まったわね」
と呆れないでくださいね。エロだって日本文化を陰で支える重要なコンテンツなのですから。
私にはかような日本文化の裏の歴史を後世に伝える崇高な使命があるのです。うおっほん(本当はただ単にスケベなだけじゃないのとは言わないでくださいね)。
以前、「私の大好きなアイドルその3(セクシー篇)」という記事の中でノーパン喫茶のイヴちゃんをご紹介した際、1980年代初頭は性風俗産業に革命が起きた時代だったという趣旨の文章を書きましたけど、革命は何も性風俗産業だけでなく、もっと身近なエロ本の世界でも起きておりました。
夜な夜な寂しい男たちを慰めてくれたエロ本には、メジャーどころでは昔から「週刊プレイボーイ」や「平凡パンチ」、「GORO」などという雑誌がありましたが、男の欲望は果てしなく、次第にもっと淫靡でもっと刺激的なものを追い求めるようになります。その結果たどり着くのが、一般の書店では売られていない本がごっそり並んだ自動販売機、いわゆる自販機本でした。
スケベな男たちは、「どんないやらしい写真が載っているのだろう」と目を血走らせながら、夜中にこっそり自動販売機へ向かったのですよ・・・実際にはそれほどたいした内容ではなかったのですけどね、いま思えば・・・あはは・・・
しかし、ともかくもこの時代のエロ本の頂点は、自販機本でした。
ところが、1980年代初頭、革命的なエロ本が登場いたします。それがビニール本(通称ビニ本)です。
これは自動販売機ではなく、アダルトショップや、エロ本しか売っていない本屋さん、もしくは古本屋で売られていました。本屋の店頭に並んでいるといっても立ち読みは出来ないんですよね。なぜならビニールに包まれているから。中身を見たいと思ったら、買ってビニールを破らなければなりません(何だかこの《破る》という行為が妙にエロっちいですよね。うふふ)。
そのビニール越しに見る表紙の写真が実に扇情的でして・・・パンティストッキングを履いただけのノーパンのモデルさんがこちらを向いてニッコリと微笑んでいる・・・その股間には(ノーパンですから)黒々としたアンダーヘアーが・・・当時はエロ本といえどもアンダーヘアーを見せるのはご法度の時代でしたから、我々スケベな男子一同はハンマーで脳天をかち割られたような衝撃を受けました・・・しかもアンダーヘアーの合間からは《具》が見えそうな見えなさそうな・・・も、もう辛抱たまらん・・・もっと詳しく見たい・・・中身を確かめたい・・・ハァ、ハァ・・・
という事になったわけです。バカでしょう? 男って。ぐっすん。
このビニ本界のアイドルといえば、まずはこの人。小川恵子さん。当時のトップアイドル、薬師丸ひろ子さんを彷彿とさせる美少女です。
下の写真では「みすずちゃん」となっておりますが、彼女は中原みすずという名前でも活動しておりました。他には薬師丸ひろみと名乗ったことも・・・
小川恵子さんに限らず、ビニ本や裏本に出ていたアンダーグランドなモデルたちは、みなさん名前なんかいい加減でして、どれが正しい芸名か、はたまたその芸名が本当に正しいのか、イマイチ不明確であることを、あらかじめお断りしておきます。
また、この顔もよく見かけましたね。木下真由美さん。大きな乳輪が印象的でした。今では汚ったねえ顔のババアになっているんでしょうね。でも、お世話になりました、木下さん。えへへ。
ビニ本が出てしばらくすると、次は待っていたかのようにモロ出しの裏本が登場いたしました。
私が裏本の存在を初めて知ったのは大学生の時でして、コンパのあと友達数人と新宿歌舞伎町をブラブラ歩いていたら、アダルトショップに人だかりが出来ているんですね。「何だろう?」と思って友達とアダルトショップの中を覗き込みましたところ、そこには何と世に出現したばかりの裏本の巨大な見本写真(もちろんモロ出し)が、でかでかと貼ってあるじゃありませんか。
ビックリしましたねぇ。「こんな事が公然とおこなわれる時代になったんだ」と、私は明治維新を迎えた伊藤博文の如く、新時代の到来に身震いしたものです。
そのとき売られていた裏本「金閣寺」やら「万葉集」は1冊1万円くらいしましたので、とてもそんな高価なものは買えないなと思っておりましたところ、一緒だった友達の一人に医者の息子(つまり金持ち)がおりましてね、そいつがせっせと歌舞伎町へ通っては裏本や裏ビデオを買って来るようになったんですわ。もちろん私も見せてもらいました。むふふ。
裏本界のアイドルといえば、まずはこの人。「裏本のヨシ子ちゃん」こと宮地ヨシ子さん。ハードなプレイに定評がありました。
彼女はまた名作裏ビデオ「極悪非道ホテトルあらし」にも出演しておりましたね。
次は小悪魔的な美少女、三浦ルネさん。ほとんど裏の世界ばかりでのご活躍でしたけど、唯一「ザ・ハンティング」なる表ビデオに出演していらっしゃいました。
森下優子さん。彼女も裏の世界で大活躍でしたね。彼女が出演した裏ビデオ「マリンブルー」は名作として高く評価されております。
ここからは表の世界でも活躍した裏アイドルをご紹介いたしますね。
まずは「私の大好きなアイドルその3(セクシー篇)」でもご紹介した、私が最もお気に入りの裏アイドル、橋本杏子さん。彼女は「最後のピンク女優」とも呼ばれておりました。
もう忘れちゃった人がほとんどでしょうから、念のためもういちど写真を載せておきますね。大蔵映画作品で杏子さんが「スケバン刑事」ならぬ「スケパン刑事」に扮した勇姿です。うーん、勇ましい♡
中山あずささん。私はタイプじゃありませんでしたけど、彼女はテレビの深夜番組(昔はエッチで楽しい番組が多かった!)にちょいちょい出演なさっていました。
押元晴美さん。表ビデオの世界でも人妻役などで活躍いたしました。
島崎梨乃さん。「11PM」のカバーガールをしていた若い頃のかたせ梨乃さんに少しお顔が似ていることから、こういう芸名が付けられたのでしょうね。
彼女は日活ロマンポルノ「ザ・生贄2」(1986)というメジャー作品(?)にも出演なさいました。
そして、裏本、裏ビデオといえば、この人ですよ。田口ゆかりさん。女王の登場です。
ゆかりさんは、ヌードモデル、裏本、裏ビデオ、表ビデオ、大蔵ポルノ映画、ソープランド嬢etc・・・と、ほとんどすべてのエロ業界を通過した後、1992年に信州戸倉上山田温泉でストリッパーとして働いていた時に覚醒剤所持で逮捕されます。
普通はそれでおしまいのはずなのですが、さすがに女王は違いますね、たしか今でも現役で表ビデオにご出演なさっているはずです・・・上の写真とは別人のような崩れ太った醜いお姿を晒して・・・エッチな大衆食堂のおばさん役などで・・・もちろん私は観たことがありませんけど・・・誰が観るんだ、あんなビデオ?・・・世の中って不思議・・・
次回に続きます。